プログラミング初心者でも1ヶ月でRuby技術者認定試験Silverに合格する3つのステップ
僕は、普段仕事でRailsで作られた製品のSE的なことをしているがプログラムは全く書けないし、読めない。
それでも何とか心優しいメンバーに支えられながら日々仕事をしてきたのだが、よくよく考えてみると「自分は何もできない」だとやっと気付いた。
何か問い合わせがあった時も操作方法であれば回答できるが、「動きがおかしい」「エラーになる」などコードが読めないとプログラマーの方に相談しないと解決できない。
コードが読めればプログラマーの方の負荷は減るし簡単な修正であれば自分で直せるだけの力があればと思う気持ちが日に日に強くなってきた。
このままではいけないと少し前から薄々感じてはいたが、ただただ毎日を過ごす生活の中で行動できずにいたのだが、やっぱりプログラムが読める/書けるようになりたい!!
先輩に相談したところ、まずはRuby技術者認定試験Silverを受けてみろってことなので受けてみることにした。
2016/8/4日、僕自身の誕生日に受験してきましたが、無事に合格することが出来ましたので概要と勉強方法をまとめてみましたので少しでも試験を受けようと思っている人のお役に立てればと思います。
Rubyシルバーとは
正式名称は、「Ruby技術者認定試験Silver」でRubyベースのシステムを設計、開発、運用するエンジニア、Rubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える教師などを対象とした試験だそうです。
シルバー試験の上にはGold試験もあります。
試験概要
- 試験時間:90分
- 試験方法:コンピューター試験
- 問題数:50問(選択式)
- 合格ライン:75%
- 対象バージョン:Ruby 2.1.x
- 試験費用:¥15.000(税別)
主題範囲
大項目 | 詳細 |
---|---|
実行環境 | 実行方法、コマンドラインオプション、環境変数、irb |
文法 | コメント、リテラル、変数/定数とスコープ、演算子、条件分岐、ループ、例外処理、メソッド呼び出し、ブロック、メソッド定義、クラス定義、モジュール定義、他言語対応 |
組み込みライブラリ | よく使用されるクラス(Object、数値クラス、String、Array、Hashなど)、よく使用されるモジュール(Kernel、Enumerable、Comparableなど) |
オブジェクト指向 | ポリモフィズム、継承、Mix-in |
勉強方法
1つめ:ドットインストール
素晴らしいですよね。いつもお世話になっております。 Ruby入門は、全部で26回分ありますね。
1時間ちょっとで全て見ることが出来るので、先ずはRubyってどんなもんだろうってのを掴めると思います。
2つめ:Progate
ブラウザ上にコードを入力して進めていくので、こう書くとこう動くのかーってのが直感的に分かりますし実際に動かしている気分になれるのでスイスイ進めることができると思います。
3つめ:参考書/過去問
Ruby技術者認定試験合格教本 Silver/Gold対応 Ruby公式資格教科書
- 作者: 増井雄一郎,小川伸一郎,株式会社日立ソリューションズ牧俊男,一般財団法人Rubyアソシエーション前田修吾,CTCテクノロジー株式会社
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここが一番大切です!
Ruby技術者認定試験合格教本 Silver/Gold対応 Ruby公式資格教科書にあるシルバー向けの問題80問をやり込むことです。
実際の試験でも似たような問題が数多く出ますので、この参考書の過去問を100%答えれるようになることが合格への近道だと思います。
僕も参考書は、この本しか買っていませんが合格することができました。
合格するコツ
ドットインストールとProgateで全体的な概要を掴んだ後は、とにかく参考書に描かれている過去問を完璧に回答できることが一番の早道です。
実際のテストでも似たような問題が出るので、過去問が完璧に回答できるようになっていればかなりの点数を稼ぐことは可能です。
それにプラスで以下の二つを意識して過去問をやることでグッと点数を稼げるようになります。
- irbで動きを確かめること
- 回答結果だけでなく似たような問題を考える
例えば、過去問の組み込みライブラリの問題の中に「Dirクラスのクラスメソッドではないものは?」ってのがありますが素直に違うものを覚えるのではなくて「Dirクラスのクラスメソッドが何か」という点もしっかり覚えておくことが大事です。
過去問と全く同じ問題はほとんど出ないですが似たような問題はすごく多いので少し突っ込んで勉強することが大事です。
これから
受験をして一番良かったことは、一緒に仕事をする開発メンバーの皆さんに喜んでもらえたことですかね。
試験を取ったからといって直ぐプログラマーとして戦力になるわけではないですが、昔に比べて確実にコードを読めるようになりました。
読めるようになったことで「何処の」「何が」いけないのかを少しでも追っかけれるようになりましたし簡単な修正であれば対応できるようになりました。
勿論全然検討違いなことを言ってしまうことも多いのですがね。
また、自分の中では車の免許以外が堂々と履歴書に書ける資格が増えたことも地味に嬉しいです。
こんな僕でも何とか取得することが出来たので、皆様であれば少し受験費用が高いですが、プログラムを書けるようになりたいと考えている人にとっては勉強するモチベーションも保ちやすいですし最初の一歩として間違いなくオススメです。
今後は、この熱が冷める前にGoldを目指して取得できればなーと考えているので頑張りたいと思います。